jams kl 240330

東南アジア学会 各位

日本マレーシア学会(JAMS)クアラルンプール地区研究会では国内会場を設け、オンラインミックスで開催します。日本やその他地域から、どなたでもご参加下さい。

研究会ウェブ https://www.facebook.com/groups/jamskanto2kl

日時:2024年3月30日(土)JST14:00-15:30
場所:立教大学池袋キャンパス5号館1階5126教室/オンラインミックス(※いずれも以下から要登録)
http://s.rikkyo.ac.jp/240330

発表者:東條 哲郎氏(立教大学アジア地域研究所)
テーマ:19世紀後半~20世紀初頭マレー半島におけるアヘンについて
―植民地支配者と華人有力者の認識と動き―
要旨:本報告の目的は19世紀後半から20世紀初頭のマレー半島における華人鉱床経営と労働者のアヘン吸煙との関係についての考察である。19世紀以降本格化した華人の東南アジア地域への移住の中で、移住先における華人労働者のアヘン吸煙が広く行なわれていたということはよく知られている。錫採掘は華人によって労働集約的に行なわれていた。錫採掘において、華人労働者によるアヘンの吸煙は鉱床経営者にとって大きな収入源であっただけでなく、イギリス植民地当局にとっても錫関税と並ぶ大きな収入源となっていたと言われている。ただし、その実態については明確にわかってはいない。本報告では植民地政府の資料などを用いてこの問題について解明する。

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