東南アジア史学会賞について

東南アジア史学会賞は,本学会がわが国の東南アジア史学に従事する少壮研究者の業績を顕彰して,その研究を奨励し,斯学の発展に資することを目的とし,2002年に設けられた賞です。 本学会の会員である若手研究者の,最近 3年以内に発表された国際学界に貢献しうる優秀な,日本語または英語の研究業績を対象としています。

本賞は毎年 1回 1件を原則とし,本賞および副賞(奨励金25万円)を授与します。

この賞の授与対象研究業績の選定は東南アジア史学会賞選考委員会が,本学会員の自薦または他薦に基づいて行っています。

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東南アジア史学会賞受賞者・授賞対象業績

過去の受賞者・授賞対象業績は下記のとおりです。

第21回(2023年度)
小田 なら
『〈伝統医学〉が創られるとき:ベトナム医療政策史』(京都大学学術出版会、2022年3月)
第20回(2022年度)
受賞者なし
第19回(2021年度)
外山 文子
『タイ民主化と憲法改革:立憲主義は民主主義を救ったか』(地域研究叢書)(京都大学学術出版会、2020年)
第18回(2020年度)
上田 新也
『近世ベトナムの政治と社会』(大阪大学出版会,2019年)
第17回(2019年度)
山口 元樹
『インドネシアのイスラーム改革主義運動―アラブ人コミュニティの教育活動と社会統合』(慶應義塾大学出版会,2018年)
第16回(2018年度)
藤倉 哲郎
『ベトナムにおける労働組合運動と労使関係の現状』(東海大学出版部,2017年)
第15回(2017年度)
長田 紀之
『胎動する国境-英領ビルマの移民問題と都市統治』(山川出版社,2016年)
鈴木 佑記
『現代の〈漂海民〉―津波後を生きる海民モーケンの民族誌』(めこん,2016年)
第14回(2016年度)
受賞者なし
第13回(2015年度)
俵  寛司
『脱植民地主義のベトナム考古学 -「ベトナムモデル」「中国モデル」を超えて』( 風響社,2014年10月)
第12回(2014年度)
菅原 由美
『オランダ植民地体制下ジャワにおける宗教運動-写本に見る19世紀インドネシアのイスラーム潮流』(大阪大学出版会,2013年2月)
第11回(2013年度)
Tomomi Ito(伊藤 友美)
Modern Thai Buddhism and Buddhadasa Bhikku: A Social History, Singapore: National University of Singapore Press, 2012.
第10回(2012年度)
西村 昌也
『ベトナムの考古・古代学』(同成社,2011年4月)
第9回(2011年度)
受賞者なし
第8回(2010年度)
野平 宗弘
『新しい意識—ベトナムの亡命思想家ファム・コン・ティエン』(岩波書店,2009年6月)
第7回(2009年度)
受賞者なし
第6回(2008年度)
山本 博之
『脱植民地化とナショナリズム──英領北ボルネオにおける民族形成』(東京大学出版会,2006年5月)
第5回(2007年度)
福田 忠弘
『ベトナム北緯17度線の断層──南北分断と南ベトナムにおける革命運動(1954~60)』(成文堂,2006年6月)
第4回(2006年度)
信田 敏宏
『周縁を生きる人びと──オラン・アスリの開発とイスラーム化』(京都大学学術出版会,2004年12月) および 「ドリアン・タワール村の生活世界──マレーシア,オラン・アスリ社会における階層秩序と世帯状況」(『国立民族学博物館研究報告』第29巻第2号,201-306頁,2004年12月)
太田 淳
Changes of Regime and Social Dynamics in West Java: Society, State and the Outer World of Banten, 1750-1830, Brill, Academic Pub, Dec. 2005.
第3回(2005年度)
受賞者なし
第2回(2004年度)
伊藤 正子
『エスニシティ〈創生〉と国民国家ベトナム──中越国境地域タイー族・ヌン族の近代』(三元社,2003年10月)
第1回(2003年度)
受賞者なし

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