東南アジア学会会員各位
東南アジア学会1月関西例会を次の通り開催します。
皆様のご参加をお待ちしております。会員以外の方も歓迎します。
参加希望の方は下記の登録フォームからお申込みください。
【開催日時】2024年1月27日(土)14:00 〜15:50
14:00~14:40 第一発表
14:40~14: 50 コメント
14:50~15: 50 質疑応答・ディスカッション
【会場】大阪大学箕面キャンパス6階603 +Zoom (ハイブリッド)
(大阪府箕面市船場東3-5-10)
★土曜日のため、正面入り口が閉まっています。正面向かって右手奥の守衛口から、出席者リストに印をつけて入館してください。
大阪モノレール・北大阪急行線 … 千里中央駅下車 北へ徒歩 約25分
阪急バス 千里中央発 新船場北橋 下車 徒歩約5分
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/top
【登録フォーム】*要事前登録
- 対面
https://forms.gle/9Xe4aVJdkeCq6Yta7
- ZOOM
このミーティングに事前登録する:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZMkceiurDIiEt30POjD2mHQrMKdtlrTtGv8
登録後、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
【プログラム】
発表者:黄蘊(尚絅大学)
発表題目:ホーチミンの華人カトリックコミュニティーー現代ベトナムにおける宗教とエスニシティへの一考察
発表要旨:
ホーチミンにある華人カトリック教会として、伝統的な華人集住地区チョロンにある華人教会「聖方済各堂」をはじめとして、三つの系列教会がある。これらの教会はいずれもそれぞれの地域に集住する華人カトリック信者向けの施設として建てられたもので、またどちらも1975年以後の華人信者の出国・減少、その代わりとしてのキン族信者の増加という変化を経験してきている。しかし、ここ20年ほどの宗教・教育政策の変遷、社会環境の変化のなかで、最も信者数の多い「聖方済各堂」の例のように、現在キン族神父中心の国際的なチャイニーズカトリック修道会と連携し、広東語のできるキン族神父の参入も得るかたちで、かつてから培われてきた華人カトリック・コミュニティの宗教文化が依然として維持されていることが観察される。
本発表は華人教会「聖方済各堂」をはじめとする華人教会の歴史的歩みを踏まえ、現在の教会の成り立ち方への検討を通して、現代ベトナムにおける宗教、エスニシティ、多民族社会の動態についての一考察を提示したい。
コメンテーター: 下條尚志 (神戸大学)
【問合せ先】y.sugahara.hmt [atmark] osaka-u.ac.jp
東南アジア学会関西地区理事 菅原由美