公開講演会 「東南アジアの山の民・海の民・街の民」のご案内

同志社大学人文科学研究所に設置されている第21期部門研究会第8研究(研究課題:「東南アジアの小規模生産者に関する部門横断的研究―地域経済・社会の内発的発展への貢献を考える―」、研究代表者:林田)の企画により、下記の要領で公開講演会を開催致します。多数のご参加をお待ちしております。また、どなたでもご参加いただける催しですので、情報の拡散を歓迎します。
【日時】 2023年7月29日(土)14:00~17:00

【場所】 同志社大学今出川キャンパス 明徳館M1番教室
【開催方式等】
  今回の講演会は、オンラインでの配信は行わず対面のみの開催となります。なお、参加無料・事前申込不要です。
【全体テーマ】 「東南アジアの山の民・海の民・街の民―小規模生産者たちがつくる経済と社会―
【講演者・テーマ】
  林田 秀樹(同志社大学人文科学研究所)
  「インドネシア・カリマンタンの野に生きる:小農たちの栽培作目の選択」
  赤嶺 淳(一橋大学大学社会学研究科)
  「太平洋のフロンティア世界を生きる:サンゴ礁のマルチな漁法」
  中井 教雄(広島修道大学商学部)
  「デジタルで生きる街の民:タイのeコマースのいま」
 [モデレーター]

大泉 啓一郎(亜細亜大学アジア研究所)

【講演会の趣旨】
1980年代半ば以降、大規模な外資流入を梃子として急速な発展を遂げてきた東南アジア地域の経済に対する一般的な視点は、近年、主として都市部や輸出加工区における第2次産業(製造業)の拠点形成とそれらをつなぐサプライチェーンの構築、並びに流通・金融部門を始めとする第3次産業の発展に焦点を当てるものとなっている。一方で、相対的にGDPへの貢献の比重が落ちてきているとはいえ、農業・水産業を始めとする第1次産業部門も、現地の、特に地方部の経済・社会の重要な柱であり続けている。これまで、東南アジア地域の第2・3次産業部門については経済学的・経営学的視点から、第1次産業部門については文化人類学的・社会学的視点から別個に論じられることがほとんどであったが、今回の講演会は、それぞれの産業部門で経済・社会をつくり支えている小規模生産者(農民・漁民・中小零細企業)の生態・行動に着眼し、統一的に東南アジアの経済社会を議論する視座を探ることを趣旨として、シンポジウム形式で実施する。
【各講演の要旨等】
 以下のリンクURLからご覧ください。
以上、どうぞ宜しくお願い致します。
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