アジア各国の「建国の父」比較検討(第1回公開講演会のお知らせ)

「建国の父」科研(基盤B「権威主義体制の正統性としての「建国の父」—その継承と変容の比較研究」)では、これまでの研究成果の中間報告を兼ね、上智大学アジア文化研究所と共催で、今年度と来年度にオンラインで公開講演会を開催いたします。ご関心のある方はどうぞご参加ください。

この共同研究では、アジア地域から10数か国を選び、独立時や革命時に「建国の父」と崇められた人物の実際の歩みを再確認し、かつその人物が独立後や革命後の政権によってどのように扱われ、国民によっていかに受け止められてきたのかを比較検討することを目的としています。具体的には下記の国々とそれぞれの「建国の父」を考察しています。

中国(毛沢東)、北朝鮮(金日成)、韓国(李承晩)、台湾(蒋介石)
ベトナム(ホー・チーミン)、ビルマ/ミャンマー(アウンサン)、
カンボジア(シハヌーク)、インドネシア(スカルノ)、
パキスタン(ジンナー)、カザフスタン(ナザルバエフ)ほか中央アジア5か国

第1回講演会(オンライン)の実施要領は下記のとおりです。
日時:2022年9月16日(金)16時開始、18時終了
プログラム:
16時00分 挨拶・プロジェクト全体像の紹介
根本敬(研究代表、上智大学)*司会も兼ねます
粕谷祐子(慶応義塾大学)
16時15分 第1講演
礒��敦仁(慶応義塾大学)
「金日成:北朝鮮「偉大な首領」の神格化
(10分程度の質疑応答を含む)
17時00分 第2講演
磯崎典世(学習院大学)
「李承晩:失墜した韓国の「建国の父」
(10分程度の質疑応答を含む)
17時45分 総合討論
18時00分 終了

参加ご希望の方は下記よりご登録ください(事前登録制です)。
https://keio-univ.zoom.us/meeting/register/tZcsfuGprjkiH9HO-won8Me4AOCuGEBb2rlv

なお、第2回以降の予定は下記のとおりです。いずれもオンライン開催を予定しています。

第2回講演会 11月18日(金)16時〜18時
ビルマ/ミャンマー(アウンサン)、インドネシア(スカルノ)
第3回講演会 (2023年)1月28日(土)14時〜16時
台湾(蒋介石)、中国(毛沢東)
第4回以降  来年度(2023年度)開催

<主催>
☆科研基盤(B)「権威主義体制の正統性としての「建国の父」—その継承と変容の比較研
究」  *課題番号20H01454 (研究代表:根本敬)
☆上智大学アジア文化研究所

*問い合わせ先 根本敬(上智大学)kei-n[at]sophia.ac.jp

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