日本マレーシア学会(JAMS)の7月例会のお知らせ

以下のように2024年7月9日(火)18時からZoomで7月のJAMSの例会を開催する予定です。

 マレーシアの民主行動党(DAP)のマレー人党員に関する研究報告です。

 研究会はZoomでのみ行い、事前登録などはございません。皆様のご参加をお待ちしております。

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報告者:イー・ジュン ユエン ジェイソン(東京外国語大学)

日時:2024年7月9日 18時から20時

報告タイトル:マレーシア民主行動党におけるマレー人の参加と代表:「多民族政党」の実態と変化

報告要旨:

 1966年の結党以来、民主行動党(Democratic Action Party:DAP)は各民族の平等を主張し、多民族政党としての立場を堅持してきた。しかしながら、党員の民族構成において華人が他の民族より圧倒的に多いため、「華人政党」とみなされることが多い。それにもかかわらず、最近のDAPではマレー人指導者の存在感が増しており、彼らは党内の要職を占めるだけでなく、国会下院や州議会の議員としても目立つ存在となりつつある。

 DAPは長年にわたり、政敵から「反マレー・反イスラーム政党」や「共産主義政党」などと中傷され、特にマレー人コミュニティでの評判は良いとはいいがたかった。それゆえ、国会下院や州議会の選挙で候補者を擁立してきた選挙区の大半は、非マレー人(華人やインド人など)の比率が高い選挙区だった。一方で、結党以来、DAPは各回の総選挙において少数とはいえマレー人も立候補させており、近年では当選を果たすマレー人候補も増えつつある。さらに、マレー人党員も増加傾向にあり、マレー人が指導する支部も少しずつ増えている。

 先行研究では、総選挙におけるDAPのマレー人候補者が主な検討の対象となってきたが、DAP党内のマレー人の参加と代表については十分に明らかにされてこなかった。そこで、本報告では、DAPの理念と組織構造を踏まえつつ、マレー人の党員と指導者のデータを分析し、DAPにおけるマレー人の参加と代表の実態とその変化を考察する。なお、本報告ではサバ州とサラワク州のDAPは含まれていない。

コメンテーター:篠崎香織(北九州市立大学)


詳細は下記のホームページに記されている連絡先にお問い合わせください(東南アジア学会追記)

日本マレーシア学会(JAMS) (jams92.org)

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