2022年度東南アジア考古学会大会のお知らせ

東南アジア考古学会は、2022年度の東南アジア考古学会大会をオンライン開催いたします。
大会への参加にあたりましては事前登録が必要となりますので、下記をご確認のうえ、参加登録フォームからご登録ください。

本研究大会が実り多い学術交流の場となるよう、より多くの方々のご参加をお待ちしております。


テーマ:「東南アジアの博物館と人材教育:考古学の視点から」
2022年12月4日(日)10:00〜17:10(開場9:45)
http://www.jssaa.jp/annualmeeting.html
開催方式:Zoomによるオンライン開催
参加登録はこちらから(開催直前まで登録OK):
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZwofuutrT0sEtS3vNKA56RSZE08Fg4JUlGM
※登録いただいたメールアドレスに参加のためのZoomリンクを自動返信メールでお送りします。メールが届かなかった場合はご入力されたメールアドレスが間違っている可能性がありますので、再度参加登録フォームからお申込み下さい。あるいは、東南アジア考古学会事務局 ( jssaa[at]jssaa.jp ) までご連絡をお願いいたします。

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趣旨説明:
今年度の東南アジア考古学会のテーマは「東南アジアの博物館:考古学の視点から」となりました。私たちは東南アジア各地の博物館を訪問することを調査研究の出発点とすることがあります。または、博物館と共同で調査研究を進める場合もあります。その過程で、日本とは異なる博物館の制度、展示の手法、資料の扱いなどに戸惑う場面も経験してきました。一方で、世界的に博物館学が発展するなかで、私たちの興味関心が東南アジアの博物館自体へと向くようになっています。
今年3月に刊行された『アジアの博物館と人材教育―東南アジアと日中韓の現状と展望―』(雄山閣)は、長年にわたってアジア諸地域の博物館と関わってきた日本の研究者が、人材教育を中心テーマにすえ、個々の経験に培われた多様な視点から博物館を考察した論集となりました。そこでみえてきたものは、アジア各国の独自の歴史と社会が育んできた博物館の姿であり、近代西欧で発達した博物館とは別個の価値観と役割です。
そこで今年度の研究大会では、上記の論集のテーマをさらに深く掘り下げます。論集では取り上げられなかった島嶼部のフィリピンとインドネシアについて、フィリピンからは国立博物館の研究者を招き、インドネシアについては長年現地の考古学調査に携わってきた学会員から台湾との比較をふまえ、それぞれ事例研究を含む発表をしていただきます。タイとカンボジアについては論集の著者自身である学会員が報告を行います。ベトナムについては国家文化遺産審議会のメンバーである研究者を招き、その立場から議論をしていただきます。さらに日本の博物館人材教育についても、東南アジア各国の状況を念頭に置きながら、日本の大学で学芸員養成課程を担当する学会員に報告していただきます。
各国の考古学と関連する博物館はどのような理念のもと、どのような人材によって運営されているのか。その人材はどのように養成されているのか。彼らが行う事業の目的は何か。国によって事情が異なり、様々な論点が出てくることと思います。それらの論点と課題を整理し、私たちが東南アジアの博物館について理解を深める場としての研究大会にしたいと考えます。

プログラム
【午前の部】
10:00 開会挨拶 山形眞理子(東南アジア考古学会会長)
招待講演1 10:10-11:10 From Fieldworkers to Curators: Working at the National Museum of the Philippines-Archaeology Division. (フィールドワーカーからキュレーターまで:フィリピン国立博物館考古学部で働く)[英語発表・逐語通訳]
Mary Jane Louise A. BOLUNIA(フィリピン国立博物館)
[休憩 11:10-11:15]
招待講演2 11:15-12:15 Vietnamese Museums: Structural System and Research Collaboration with Archaeology. (ベトナムの博物館: 制度と体系、考古学との研究連携)[ベトナム語発表・逐語通訳]
BUI Chi Hoang(国家文化遺産審議会委員・元南部社会科学院副院長)

【午後の部】[日本語発表]
13:10-13:20  東南アジア考古学会奨励賞報告・授賞式(予定)
発表1 13:20-14:00 日本型キュレーターの目指す方向性と課題:東南アジアと日本の博物館の比較をふまえて
徳澤啓一 (岡山理科大学)
発表2 14:00-14:40 カンボジアの博物館人材養成と大学カリキュラム
丸井雅子(上智大学)
[休憩 14:40-14:50]
発表3 14:50-15:30 タイの博物館と学芸員―国立博物館の学芸員制度と大学における人材育成―
白石華子(京都大学)
発表4 15:30-16:10 巨大博物館の影響力:インドネシアと台湾の比較
坂井隆(前国立台湾大学)
[休憩 16:10-16:25]
総合討論 16:25-17:05
17:05 閉会挨拶 丸井雅子(東南アジア考古学会副会長)
総合司会 菊池百里子(東南アジア考古学会2022年度大会委員長)

※本研究大会はりそなアジア・オセアニア財団国際学術交流助成(代表者:岡山理科大学・徳澤啓一教授)を受けて実施いたします
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皆様のご参加をお待ちしております。
大会に関するお問い合わせは事務局までお願いいたします。

山形眞理子(東南アジア考古学会会長)
菊池百里子(2022年度大会委員長)

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お問い合わせ(2021年4月より事務局が移転しました)
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
立教大学学校・社会教育講座学芸員課程 山形眞理子研究室内
東南アジア考古学会事務局
E-mail: jssaa[at]jssaa.jp

Secretariat of Society for Southeast Asian Archaeology
C / O Appointed Professor Mariko YAMAGATA
Curator Course, Certification Programs, Rikkyo University
3-34-1, Nishi-Ikebukuro,Toshima-ku, Tokyo, Japan. Zip 171-8501
E-mail: jssaa[at]jssaa.jp

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