南山大学では下記のようにインドネシア近現代史に関するセミナーを予定していま
す。
年度末で忙しい時期ですが、是非予定に入れておいてください。
暫定プログラムをお知らせします。発表題目はまだ仮題です。
セミナー:「国民国家」インドネシア再考
南山大学外国語学部アジア学科主催
南山大学アジア・太平洋研究センター共催
科研C「植民地末期インドネシア・ムスリムの国際関係認識」共催
時:2019年3月17日(日)午後1時〜6時、18日(月)9時〜5時
於:南山大学名古屋キャンパス L910教室
第1セッション:「国民国家」をめぐる思索
「ムハマディヤとアフマディヤ——『ビンタン・イスラーム』(1923-1930)から見た
植民地インドネシアのイスラームとナショナリズム」小林寧子(南山大学)
「オランダ植民地末期におけるナフダトゥル・ウラマーのイスラーム統治論」
山口元樹(東洋文庫研究員)
「インドネシア国民」の歴史的宿命の共有に向けて
——日本占領期インドネシアで刊行された歴史書」
姫本由美子(立教大学アジア地域研究所特任研究員)
第2セッション:独立後国家建設の混乱
「スカルノが描いた〈建設(プンバングナン)〉の夢
——1950年代後半〜1960年代半ば」 加藤 剛(京都大学名誉教授)
「少数民族からみた国家独立——旧ブルンガン王国(北カリマンタン州)の経験」
奥島美夏(天理大学)
「「楽園」に潜む対立の歴史——バリ島ジェンブラナにおける1965年の虐殺」
倉沢愛子(慶応大学名誉教授)
第3セッション:インドネシア華人史の再構築
「日本軍政期ジャワの華僑向け日刊紙『共栄報』とその関係者」
津田浩司(東京大学)
「ジャカルタ客家系華人の軌跡——アジア域内貿易と国民経済への統合を中心に」
工藤裕子(東洋文庫研究員)
「インドネシアの華人理解の特色:ブルネイ華人との対比を通しての考察」
松村智雄(法政大学)
総合討論:青山 亨(東京外国語大学)
岡本正明(京都大学)
第1セッションは17日、第2・第3セッションは18日です。
17日夕方には、オランダのMartin van Bruinessen博士(ユトレヒト大学名誉教授)
による特別講演 ”Local, national and transnational Islam in Indonesian
history”
を予定しています。