東南アジア学会会員の皆様
第6回東南アジア学会教育社会連携研究会を以下のように開催いたします。
今回は、モンゴル帝国と東南アジアについて参加者の皆様とともに学んでいきたいと思います。東南アジア史に興味のある方、専門外ではあるが授業で取り上げる必要がある、取り上げたい方、最近の学術成果を知りたい方等々、皆様のご参加をお待ちしております。
日時:2025年5月24日(土)14時-16時
講演者、題目:向 正樹 氏 「想像された東南アジアとリアルな東南アジア―モンゴル時代の世界地図より―」
開催方式:オンライン開催
報告要旨:モンゴル帝国のもとで画期的な世界地図が作られた。龍谷大学蔵「混一疆理歴代国都之図」(混一図)がその面影を伝えている。はじめて正確に描かれたアフリカ大陸の輪郭やナイルの源流など、世界の研究者が混一図の特徴や情報の来源について議論してきた。しかし、唯一いまだ体系的な分析が及んでおらず、多くの謎が解明を待っている場所 がある。それは東南アジアを含む「南の海」に相当する部分である。今回は、龍谷大学図書館が所蔵する混一図のデジタル地図を用い、特に「最後の秘境」 ともいうべき「南の海」の部分にどんな地名が記されているのか紹介してみたたい。
さらに、混一図が描くモンゴル帝国の時代のリアルな海域世界像をめぐる二つの争点を取り上げる。ひとつはマラッカ海峡は通路 だったのか、それとも元の拠点となっていたのか、という問題である。そしてもうひとつは、世界史教科書から消えた「第一次交易の時代」問題を取り上げ、その背景を考える。
ご参加下さる方は、以下のフォームからお申し込みをお願いいたします。(申し込み締切 2025年5月22日(木)17時)
前日までにzoom情報をご登録のアドレスにお送りいたします(アドレスの登録をお間違えないようにお願いします)。前日の17時までに届かない場合は下記にお問い合わせください。
教育社会連携担当 edu30-sea[atmark]ml.rikkyo.ac.jp
どうぞよろしくお願い申し上げます。
教育社会連携担当 菊池陽子