オンライントークのご案内:グローバル・サウスにおける海外農業投資と小規模農⺠の暮らしの変容 (9/13 15:00〜)

『地域研究へのアプローチーーグローバル・サウスから読み解く世界情勢ーー』(2021 年 3 月発行、ミネルヴァ書房)は、地域研究の教科書として作られました。この本の刊行記念イベントとして、本の魅力と地域研究という学問分野の面白さをお伝えするべく、毎回ゲストを招いてトークやレクチャーを開催しています。主に勉強のテーマを探している学生、世界の様々な地域の人びとの暮らしやグローバリゼーションの下で起きている課題などに関心をお持ちの社会人や一般の方向けに、この本の魅力と地域研究という学問分野の面白さをお伝えするべく、毎回執筆者やゲストがトークやレクチャーを行います。地域研究に実際に携わっている方、地域研究に関心をお持ちの研究者の方にも興味を持っていただける内容となるのではないかと思います。

第2回目のオンライントークは、第3章「グローバル・サウスと 『途上国』」と第5章「貧困削減の機会か? 土地 収奪か?――ラオス北部の中国企業のバナナ栽培が 小規模農⺠の暮らしに与える影響」の筆者二人が 登壇します。

「グローバル・サウス」とは何を意味するのでしょうか?人によって定義が異なる概念ですが、グローバル・サウスの概念が生まれた背景には、「グローバリゼーション」の進展が関わっています(第3章より)。今回のトークでは、「途上国」が生み出された歴史を振り返りながら、「グローバル・サウス」とは何か、「途上国」とは何かを考えていきます。

フィールド報告では、東南アジアのラオス北部で急速に拡大した、中国企業の投資によるバナナ栽培事業の事例を取り上げます。第5章は、フィールドワークを通じて見えてきた、様々なアクターの意図や行動を紐解きながら、バナナ栽培事業に拡大の要因を明らかにしようと試みています。今回のトークでは、フィールドワークの魅力を紹介しつつ、外国投資によるバナナ栽培事業がラオスの小規模農民に与える影響について報告します。

■日時:2021 年 9 月 13 日(月)15:00〜16:30

■プログラム:
15:00-15:05  主催者からのご挨拶
15:05-15:20  「グローバル・サウス」とは?・・・嶋田 晴行(立命館大学)
15:20-16:00  フィールド報告「ラオス北部のバナナ契約栽培が小規模農⺠の暮らしに与える影響」 ・・・東 智美(星槎大学)
16:00-16:30  コメント・質疑応答

■開催方法:オンライン(zoom) *お申し込み後に、接続先のURL等をご連絡いたします。

■参加費 無料

■申込み:9/12 までに以下のフォームからお申込みください。
https://forms.gle/3QKh8mybLeEV2zY37

■主催:『地域研究へのアプローチ』広報チーム

■詳しい情報はこちら  https://note.com/chiiki_global

■お問合せ先 Email:  chiiki.global[at]gmail.com

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