Tan Pin Pin監督の「To Singapore, with Love」ご紹介

シンガポール研究者の盛田茂さんから下記の案内をいただきました。情報共有としてお送りいたします(長津)。

Tan Pin Pin監督の「To Singapore, with Love」ご紹介

本作は監督自らが聞き手になり、予防拘束と無期限拘留を規定する『国内治安法』から逃れ、現在もタイ、マレーシア、英国に居住する政治亡命者の日常生活と母国への思いを描いた作品です、なかには50年以上に亘り帰国できない方もおられますし、亡くなられた方々もいらっしゃります。
2014年に国内上映・配給禁止措置を受け、40名の映画関係者、市民活動家の解除要請状をメディア開発庁に提出したにも拘らず、現在も解除されていません。本作は第10回ドバイ国際映画祭 アジア・アフリカ・ドキュメンタリー部門最優秀監督賞を受賞しております。「異論を許容する多様性」を重視する同監督の製作姿勢に賛同し、諸先生方のご支援を受け、昨年1月、立教大学での上映・解説会を皮切りに、12大学と1NGOで実施しました。
この度、大阪のミニシアター「シネ・ヌーヴォ」での一般公開が実現できる事になりました。上映日程等はウェブサイトhttp://www.cinenouveau.com/をご覧いただければ幸甚に存じます。
なおタン監督は、オックスフォード大学法学部を卒業後、ノースウェスターン大学で映画・ビデオ制作修士号を取得、現在まで20以上の映画賞とノミネートを獲得している同国を代表するドキュメンタリー映画作家です。また昨年、アカデミー所の選好・授与で知られる米国の映画芸術赤で見(ドキュメンタリー部門)の会員に選出されました。
みなさまのご来場をお待ちしております。

お問い合わせはnekokuma8あっとnifty.comまで

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