南山大学では下記のようなセミナーを企画しています。
年度末でお忙しい頃とは存じますが、是非足をお運びください。
セミナー「“国民国家”インドネシア再考」
南山大学外国語学部アジア学科主催、
南山大学アジア・太平洋研究センター/科研C「植民地末期インドネシア・ムスリム
の国際関係認識」/東南アジア学会中部例会共催
於 南山大学名古屋キャンパスQ51・52会議室
3月17日
13時 開会 趣旨説明:小林寧子(南山大学)
13時10分—16時20分
第1セッション:「国民国家」をめぐる思索 司会:貞好康志(神戸大学)
趣旨説明:小林寧子
「イスラームとナショナリズム:『ビンタン・イスラーム』(1923-1930)を読み解
く」
小林寧子
「オランダ植民地末期ナフダトゥル・ウラマーによる“イスラーム国家論”:
伝統派ムスリムにおける改革主義の影響」
山口元樹(東洋文庫研究員)
「ナショナルヒストリーと“国民”の創出:
日本占領期インドネシアで刊行された歴史書を手掛かりに」
姫本由美子(立教大学アジア地域研究所特任研究員)
コメント:青山 亨(東京外国語大学)
16時30分—17時50分 特別講演
“Local, national and transnational Islam in Indonesian history”
Martin van Bruinessen博士(ユトレヒト大学名誉教授)
18時 懇親会
3月18日
9時—12時10分
第2セッション:独立後国家建設の混乱 司会:間瀬朋子(南山大学)
趣旨説明:小林寧子
「スカルノが描いた〈建設(プンバングナン)〉の夢:1950年代後半〜1960年代半ば」
加藤 剛(京都大学名誉教授)
「マフィリンド構想の挫折とボルネオ分断:旧ブルンガン王国の経験から」
奥島美夏(天理大学)
「“楽園”に潜む対立の歴史:バリ島ジェンブラナにおける1965年の虐殺」
倉沢愛子(慶応大学名誉教授)
コメント:岡本正明(京都大学)
13時20分—16時30分
第3セッション:インドネシア華人史の再構築 司会:森山幹弘(南山大学)
趣旨説明:津田浩司
「客家系商人とアジア域内貿易」 工藤裕子(東洋文庫研究員)
「『共栄報』と日本軍政下の華僑社会」 津田浩司(東京大学)
「インドネシアの華人理解の特色:
インドネシア出身の中国・華人研究者への聞き取りに基づく考察」
松村智雄(法政大学)
コメント:貞好康志
16時40分—17時 総括コメント
青山 亨
岡本正明
準備の都合上、参加される方はお知らせください。また、その際に懇親会(17日夜、
3,500円)への参加
および昼食(18日、1,000円)が必要かもお知らせください。
連絡先:南山大学外国語学部アジア学科合同研究室
dpt-ajiaアットマークnanzan-u.ac.jp