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事務局からのお知らせ/研究会などの案内

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2010年6月の日記

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2010/06/30(水) 現代史サマーセミナー(@歴博現代史展示室)のご紹介

2010/06/18 11:48 研究会・学会などinfo-sea

◆現代史サマーセミナーのご案内 (共催:現代史サマーセミナー事務局、同時代史
学会研究会委員)

 今年もまた現代史サマーセミナーの季節がやってきました。今回は、2010年3月16
日、国立歴史民俗博物館に新しくオープンした第6展示室「現代―戦争と平和・戦後
の生活革命」と特集展示「アメリカに渡った日本人と戦争の時代」の見学とそれに関
するディスカッションが中心となっております。

 国立歴史民俗博物館が戦争の時代を含む初めての現代史展示室を開設したことを機
会に第6展示室をじっくり見学できるサマーセミナーを企画致しました。

 ぜひご参加いただければ幸いです。もしよろしければ、ご関心ある方々にもご紹
介・お誘い(本文の転送など)いただければ大変ありがたく存じます。 

<日時> 2010年8月9日(月)、10日(火)

 1日目は午後1時に国立歴史民俗博物館入口にお集まり下さい。解散は2日目の12時
予定です。

<見学先>

▼国立歴史民俗博物館

 http://www.rekihaku.ac.jp/

 TEL 043-486-0123(代表)

 〒285-8502 千葉県佐倉市城内町117

 ※月曜日は通常閉館ですが、9日はサマーセミナーのため、特別に開館して頂きま


〔懇親会〕

(JR佐倉駅近辺を予定しています)


〔宿泊先〕

▼佐倉第一ホテル(JR佐倉駅より徒歩2分)

 http://www.sakura-daiichihotel.com/

 TEL 043-484-5000

 〒285-0817 千葉県佐倉市大崎台1-13-1

 

<日程>

◆1日目 国立歴史民俗博物館見学

 

 現代史展示室の担当スタッフである国立歴史民俗博物館の安田常雄氏、原山浩介氏
から解説を受けながら見学していきます。



13:00  国立歴史民俗博物館入口集合

13:10~ 第6展示室「現代―戦争と平和・戦後の生活革命」と特集展示「アメリカに
渡った日本人と戦争の時代」の見学(安田氏と原山氏による解説)

 http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/regular/room6.html

 http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/special_06.html

15:30~ 休憩

16:00~ 自由見学

17:00  見学終了(佐倉第一ホテルに宿泊される方は、一度ホテルに立ち寄り
チェックインをして頂きます)

18:30~ 懇親会(JR佐倉駅付近)

     懇親会終了後、佐倉第一ホテルにて宿泊



【解説者】

●安田常雄氏(国立歴史民俗博物館/総合研究大学院大学)

 http://www.rekihaku.ac.jp/research/researcher/member/yasuda_tsuneo.html

●原山浩介氏(国立歴史民俗博物館)

 http://www.rekihaku.ac.jp/research/researcher/member/harayama_kosuke.html



◆2日目 現代史展示に関する研究会



 1日目に見学した現代史展示に関して、立命館大学国際平和ミュージアムの兼清順
子氏より簡単なご報告を頂き、今後の現代史展示に関する議論を行います。



9:30(予定) 国立歴史民俗博物館 大会議室集合

9:30~    現代史展示に関する問題提起(兼清順子氏)

10:00~    全体討論(途中休憩含む)

12:00(予定) 解散



【報告者】

●兼清順子氏(立命館大学国際平和ミュージアム)

 http://cspr.soc.hit-u.ac.jp/events-ja/2009-06-25

  兼清順子「昭和20年の中学生展」『立命館平和研究』(2009年)

  榎英一・兼清順子「博物館学と平和学の融合の試み――新聞を教材とした授業実
践紹介」『立命館平和研究』(2010年)



【コーディネーター】

●吉田裕氏(一橋大学)

 http://www.soc.hit-u.ac.jp/faculty/yoshida.html



【共催】

・現代史サマーセミナー事務局

・同時代史学会研究会委員

 http://jachs.hp.infoseek.co.jp/about/committee.html



<歴博までの交通案内>

 http://www.rekihaku.ac.jp/access/index.html

 1日目は国立歴史民俗博物館現地集合となりますので、ご注意ください。



(1) 京成佐倉駅からお越しの場合

 A) 京成佐倉駅南口より徒歩15分

 B) 南口1番乗場から、ちばグリーンバス(約5分)

 田町車庫行、京成臼井駅、志津駅行、四街道駅行のいずれかに乗車、「国立博物館
入口」または「国立歴史民俗博物館」で下車



(2) JR佐倉駅からお越しの場合

 北口1番乗場から、ちばグリーンバス(約15分)

 田町車庫行か京成佐倉駅行に乗車、「国立博物館入口」または「国立歴史民俗博物
館」で下車



<宿泊費、資料代>

▼6,500円

 ※2日目の朝にホテルで朝食をとる場合は、別途800円(合計で▼7,300円)を頂き
ます。

 (詳しくは下記の要領に従って事前に振込をお願い致します。)



 懇親会費(予定)4,000円前後(懇親会時に集めさせて頂きます。)

 1日目終了後に佐倉第一ホテルに宿泊されない場合は、▼資料代500円のみ見学時に
集めさせて頂きます。予めご了承ください。



<申込・支払方法>

 期限までに、下記の郵便貯金口座に参加費をお振込ください。振込手数料は各自負
担でお願いします。

▼申込の際には、電子メールまたは封書で以下の事項をお知らせください。

 gendaisiss@yahoo.co.jp



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



・お名前(フリガナ)

・所属

・研究主題(40字以内)

*以上の3事項は、1日目に配布する「参加者一覧」に掲載させて頂きます。

・電子メールアドレス

・郵便番号

・住所

・電話番号

・1日目の夜の懇親会

 ( 参加する / 参加しない )

・宿泊先に関して

 佐倉第一ホテルでの宿泊を ( 希望する / 希望しない )

・2日目の朝食に関して

 ホテルでの朝食を ( 申し込む / 申し込まない )

  ※ホテルでの朝食を申込まれる方は、参加費をお振込みになる際、6,500

   円ではなく7,300円となりますので、お間違いの無いようお願い致しま

   す。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



■郵便貯金口座(記号)10000(番号)6856491(名義)吉田 裕〈ヨシダ ユタカ〉



■宛先 現代史サマーセミナー事務局

 gendaisiss@yahoo.co.jp

 〒186-8601 東京都国立市中2-1 一橋大学大学院社会学研究科吉田裕研究室気付

 ファクシミリ番号 042-580-8907

 ※お問い合わせは、電子メールまたはFAXでお願いします。



▼支払・申込期限  2010年6月30日(水)

 期限までに支払・申込をお済ませください。

 宿舎の部屋の数に限りがあるので、定員になり次第、締め切らせて頂きます。


▼お問い合わせ

 何かご不明の点、または特に必要とされることがありましたら、上記、現代史サ
マーセミナー事務局までご連絡ください。

 以上、どうかよろしくお願い致します。みなさまのご参加を心よりお待ちしており
ます。

2010/06/27(日) 日本ベトナム研究者会議研究大会のご案内

2010/06/02 12:52 研究会・学会などinfo-sea

東南アジア学会会員各位

                     日本ベトナム研究者会議会長
                             桜井由躬雄

日本ベトナム研究者会議では、下記の要領で2010年度前期研究大会を
開催することになりましたのでご案内申し上げます。
ご多忙中とは存じますが、ご参加たまわりますようお願い申し上げます。

                記

テーマ:「タンロン・ハノイ一千周年の時空と諸相」
 ハノイは建都一千周年を迎える。考古学、歴史学、地域情報学の領域から
ハノイの都市形成過程における最近の研究について報告し、一千年の時空と
諸相について議論する。

日時:6月27日(日)午後1時から5時半
会場:京都大学 稲盛財団記念館3階中会議室
   京都市左京区川端荒神橋東詰(京阪電車・神宮丸太町駅から北へ
   徒歩5分)
会場への交通アクセス
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/about/access_ja.html

午後1時~3時
第一部(考古・歴史)

上野邦一(奈良女子大学特任教授)
「タンロン皇城遺跡の建物の特徴」

豊田裕章(国際日本文化研究センター共同研究員)
桃木至朗(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター教授)
「中世王都タンロンを構成する諸空間と諸機能」

午後3時~3時半
休憩

午後3時半~5時半
第二部(地域情報学)

柴山 守(京都大学東南アジア研究所)
「仏領期ハノイの都市形成過程-地域情報学の視点から-」
    
米澤 剛(総合地球環境学研究所)
「ハノイの3次元都市モデルの構築」

―――――――――――――――――――――――――――――
本研究会連絡先
京都大学東南アジア研究所 柴山研究室
TEL: 075-753-7314 FAX: 075-753-7320
―――――――――――――――――――――――――――――

2010/06/27(日) 第5回ジャカルタ都市研究会のお知らせ

2010/06/02 12:46 研究会・学会などinfo-sea

東南アジア学会学会員のみなさま

総合地球環境学研究所メガ都市プロジェクトと
東南アジア研究所GCOEプログラム「生存基盤持続型の
発展を目指す地域研究拠点」では、下記の通り、
第5回ジャカルタ都市研究会を実施致します。

ご関心のある方はぜひお越しください。
どうぞよろしくお願い致します。

林憲吾(地球研)


| 研究会情報
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第5回 ジャカルタ都市研究会/The 5th Jakarta Seminar

「インドネシア首都圏の不動産開発:スハルト体制期との連続性と変化」
講師:新井 健一郎氏(共愛学園前橋国際大学専任講師)

[日時]:2010年6月27日(日) 13:00~16:00
[会場]:京都大学東南アジア研究所稲盛財団記念館 3階小会議室Ⅱ
     〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町 46
  *アクセスは
      >>http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/about/access_ja.html
[主催]:地球研「メガシティが地球環境に及ぼすインパクト」プロジェクト
    (通称:メガ都市プロジェクト  代表:村松伸)   
     http://www.weuhrp.iis.u-tokyo.ac.jp/chikyuken/
     京都大学東南アジア研究所GCOEプログラム
    「生存基盤持続型の発展を目指す地域研究拠点」
     http://www.humanosphere.cseas.kyoto-u.ac.jp/

[コメンテーター]:村松伸(総合地球環境学研究所教授)
          岡本正明(京都大学東南アジア研究所准教授)

□ 発表要旨
 独立後インドネシアで民間不動産企業の活動が本格的になってきたのはスハ
ルト体制期に入って以降である。特に1980年代半ば以降は、大手企業グループ
が都心および郊外の両方で大規模なスーパーブロックやニュータウンの開発事
業に一斉に乗り出し、街並みの変化に大きな影響を及ぼすようになった。しか
しこうした大型開発事業は需要側のボトルネックと用地買収・開発への過剰投
資により大量の不良債権を生み出し、1997年から1998年の金融危機・スハルト
体制崩壊と機を一にする形でプロジェクトの大幅な遅延・停滞・再編が相次い
だ。その意味で、1980年代から1990年代にかけての首都圏の大型都市開発事業
はスハルト体制の産物として生まれ、スハルト体制の崩壊とともに頓挫したと
も言える。
 しかしそれから約10年が経ち、インドネシア首都圏の不動産産業は再び活況
を呈している。都心や郊外で大型の開発プロジェクトが相次いで完成・進捗
し、およそ過去5年強の間に首都圏の街並みを再び急激に変えつつある。今回
の発表では、前半で簡略ながらインドネシア首都圏の不動産産業の発展をスハ
ルト体制期からたどり直し、後半では各種の資料や現地での観察から、現在進
行中の街並みの変化がスハルト体制期とどのような点で連続し、どのような点
で断絶しているのかを考察する。特に戸建て・アパートメントを問わず居住用
不動産に焦点を当て、首都圏郊外部の大型ニュータウン事業や、ジャカルタ各
地の集合住宅開発について、事業主体の交代や事業環境の変化、事業の重点や
流行の変化、社会的影響等について、全体的な概観といくつかの事例紹介を組
み合わせる形で報告する。

□ 参考文献
新井健一郎 (2001)'Only Yesterday in Jakarta: Property Boom and Consumptive Trends in the Late New Order Metropolitan City' 『東南アジ
ア研究』38巻4号, pp. 481-511
http://www.cseas.kyoto-u.ac.jp/seas/38/4/380402.pdf
-(2001)「不動産王チプトラのジャカルタ」『社会人類学年報』27、弘文
堂、pp. 119-139
-(2005)「寡占的郊外化-スハルト体制下のインドネシア首都圏開発-」
http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Periodicals/Ajia/pdf/2005_02/01.pdf


□ 問い合わせ先/Contacts
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
京都大学東南アジア研究所
Center for Southeast Asian Studies (CSEAS), Kyoto University

担当:甲山治 |KOZAN Osamu
(京都大学東南アジア研究所准教授)

京都市左京区吉田下阿達町46東棟401
tel. 075-753-9652
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

2010/06/26(土) 海域アジア史研究会6月例会のご案内

2010/06/18 11:52 研究会・学会などinfo-sea

海域アジア史研究会6月例会のご案内


みなさま、海域アジア史研究会6月例会についてご案内致します。
今回はお二人に研究発表をして頂く予定です。
詳細は下記の案内をご覧くださ い。
みなさまの参加をお待ちしております。


————————— 記 —————————————

【海域アジア史研究会6月例会】


日時:2010年6月26日(土) 13:30~17:30

場所:大阪大学豊中キャンパス 文法経本館 2階大会議室
   *大阪大学豊中キャンパスへのアクセス (http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/)
    豊中キャンパスの地図 (http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka.html)



〈報告者と題目(順不同・敬称 略)〉

吉川和希(大阪大学文学研究科博士前期課程)
「16世紀前半の中国ポルトガル関係をめぐる諸問題」

中村 翼(大阪大学文学研究科博士後期課程・日本学術振興会特別研究員)
「鎌倉前中期における入宋僧の活動と公武権力」


資料代として200円ご用意ください。
研究会後には懇親会を予定しております。
 

−−−−−−−−−−問い合わせ 先−−−−−−−−−−−−−

〒560-8532 大阪府豊中市待兼山1-5 大阪大学 文学部・文学研究科
東洋史学研究室内  冨田暁(大阪大学文学研究科博士後期課程)
Tel(研究室): 06-6850-6111 / Fax(研究室): 06-6850-5091 

2010/06/26(土) 関西地区6月例会のご案内

2010/05/27 16:27 地区例会info-sea

会員各位

今年度の東南アジア学会関西地区例会は、6、10、12月については「東南ア
ジアの社会と文化研究会」と共催のとなります。相互に刺激となって活発に議論
ができますことを目指しております。
http://www.chiiki.asafas.kyoto-u.ac.jp/syakai-bunka/workshop/index.html
早速、6月は下記のように共同で開催いたします。ふるってご参加ください。

日 時  2010年6月26日(土)13:30~17:30
場 所 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科  総合研究2号館
(旧・工学部 4号館)4階 会議室(AA447)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access.html

報告1 中村 真里絵(国立民族学博物館 外来研究員)
「農民から職人へ:タイ東北部土器生産地における社会関係の変容」

報告2 佐藤 奈穂(京都大学東南アジア研究所 非常勤研究員)
「カンボジア農村における死別・離別女性の研究
-親族ネットワークと生計維持戦略-」

【発表要旨 Abstracts】
1 中村 真里絵氏
 本発表では、タイ東北部有数の土器生産地ダーン・クウィアンにおいて、土器
づくりが活発化する過程で、人々がいかにして社会関係を再編させてきたのかを
論じる。都市近郊農村に位置するダーン・クウィアンに住む人々の従来の生業は
農業であり、土器づくりは副業であった。そして多くの地域で土器づくりが消滅
していくなか、1970年代、日用品としての土器から室内外の装飾品としての土器
をつくることへの転換により、ダーン・クウィアンの土器づくりは農民の片手間
の副業から専業と化し、作り手は農民から職人になった。
当初、土器づくりは、集落の屋敷地の工房において、親子やキョウダイ、親族間
という狭い範囲で完結していた。ところが、1990年代より、生産地の外からの土
器職人の流入に伴い、土器づくりに新たな技術的要素が加わるようになると、土
器づくりにおける人々の社会関係が、血縁、地縁を基盤にするものから技能ベー
スへと移り変わっていき、土器づくりは、屋敷地の工房を越えて広い範囲でおこ
なわれるようになる。しかし、そこで血縁、地縁という従来の土器づくりを支え
る社会関係は、消滅するのではなく維持されていく。このダーン・クウィアンの
人々の関係性を構成する血縁、地縁、技能という要素が、土器づくりを可能にし
ている一方で、新たに村人の間に経済的な格差を生み出していることに留意した
い。本発表では、こうした土器づくりをめぐる人々の社会関係の変化をカーステ
ンの言う"つながり(relatedness)"に依拠しながら検討する。

2 佐藤奈穂氏 
本発表では,カンボジアの一農村を対象とし,死別・離別女性(メマーイ)が,
①いかに資産を得て,②いかに働き,③いかに子を育てているのかを明らかにす
る。そこから,農村に生きる女性たちの「貧困回避」と「リスク対応」を可能と
するカンボジア社会の特徴とその限界を描き,所得貧困にとどまらない広義の
「人間貧困」への理解に迫る。
死別・離別女性は「女性世帯主世帯」として,開発経済学における貧困問題の1
つとして研究されてきた。女性世帯主世帯は日本やアメリカ,南アジアなどで所
得貧困の割合が高いが,カンボジアを含む東南アジアの国々ではその逆の結果が
出ており,夫を持たない世帯の女性たちが他の世帯に比して貧困に陥る状況は見
られない。また,カンボジアの農村社会は互助機能が低く,個人主義的であると
先行研究で述べられてきた。夫を失くすというリスクに遭遇した女性たちが貧困
を回避する要因に農村社会の互助的,支援的機能は存在しないのか,という点に
ついても検証する。
 メマーイの貧困回避を可能とする要因として,まず女性に開かれた経済環境の
存在が指摘できる。また,親やキョウダイ等と1つの世帯を形成することによ
り,労働力を確保するとともに,世帯内に2人以上の家事労働力を有し,家事と
夫に縛られない女性の社会進出を促していた。
リスクへの対応の特徴としは,以下の3点が明らかになった。まず世帯構成の柔
軟性がある。夫を失くしたメマーイは親やキョウダイと世帯を再編成することに
より,労働力を確保し,世帯の安全や精神的な支えを獲得していた。母子世帯に
なることを回避し,夫の不在がリスクとして顕在化しない構造があった。2点目
は親族内での扶養規範の共有である。子や老親が世帯間を移動することにより,
親やキョウダイ間における所得の一時的な再分配と扶養負担の調整が行われてい
た。3点目は資産の確保である。夫を失くしても住む場所や耕す土地,その他の
資産を失わないことも重要なリスク回避の要素として確認された。
先行研究では,カンボジア農村の互助機能は弱く,個人主義的であると述べられ
てきたが,親族世帯間における支援の存在が確認できた。互助関係は独立した世
帯間での金品や食料,労働力支援などによってのみ行われるのではなく,世帯の
形態そのものを変え,世帯間を人が移動することによっても取り結ばれているこ
とが明らかになった。ただ,親族が親やキョウダイといった非常に狭い範囲に限
られていることが,その機能の限界でもある。
つまり,メマーイの所得貧困およびリスクの回避は,資産の確保,労働力の確
保,就労機会の存在,家事労働からの解放,親族世帯間での子の扶養規範の共有
によって可能となっていた。資産獲得の慣習や経済状況,さまざまな関係性に支
えられた世帯構成や扶養規範の「柔軟性」が,所得貧困だけでなく夫を失くした
ことにより発生する様々なリスクを回避し,女性たちの社会経済生活の不安定性
を緩和していると言える。

世話人・連絡先 
東南アジア学会関西地区例会 世話人・連絡先
片岡 樹 kataoka[at]asafas.kyoto-u.ac.jp
蓮田隆志 hsd[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
速水洋子 yhayami[at]cseas.kyoto-u.ac.jp
渡辺一生 isseiw[at]cseas.kyoto-u.ac.jp

東南アジアの社会と文化研究会 世話人代表・研究会事務局(2010年度)
杉島敬志 takasugi(at)asafas.kyoto-u.ac.jp

2010/06/25(金) AA研「中東☆イスラーム教育セミナー」のご案内

2010/05/25 11:41 研究会・学会などinfo-sea

東南アジア学会会員のみなさま

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所では、今年度も下記の要領で全
国の大学院生を対象とした「中東☆イスラーム教育セミナー」を開催し、受講生
を募集いたします。本セミナーは中東および世界各地のイスラームやムスリムに関する研究者が
対象となります。東南アジアのムスリムやイスラームにご関心のある方は、ぜひご検討ください。
なお、このセミナーは、地域研究コンソーシアムの協賛を受けて行われるものです。

大学院生の皆様の積極的なご応募をお待ちしております。

  記
1. 開催期間  平成22年9月18日(土)~21日(火)の4日間
2. プログラム  6名の講師によるそれぞれ1時間の講義+受講者の中の希望者に
よる40分程度の研究発表
講師(敬称略)  東長靖、、間寧、近藤信彰、斉藤剛、川端隆史、錦田愛子
3. 開催場所  東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 (東京都府中
市朝日町3-11-1)
4. 応募資格  イスラームもしくは中東に関連する人文・社会科学研究(地域
研究・歴史学・人類学・政治学・経済学・社会学・国際関係論・移民研究など)
を志す大学院生、またはそれに相当する研究歴を持つ者で、受講期間を通じて講
義に出席し、討論に積極的に参加する意思を持つ者。
5. 募集人員  約25名。
6. 受講料    無料。
7. 応募締切 平成22年6月25日(金)(当日消印有効)

応募方法については以下のサイトをご覧ください。
過去のプログラム・参加者の感想も掲載されています。
http://www.aa.tufs.ac.jp/fsc/meis/kyouiku_s.html

アジア・アフリカ言語文化研究所
西井 凉子

2010/06/24(木) 京都大学次世代研究者育成事業・白眉プロジェクト公募について

2010/06/18 11:50 研究助成・求人info-sea

みなさま、

やや遅くなりましたが、標記の件についてお知らせします。個人的に関わってい
るわけでもなんでもないのですが、よいプロジェクトであり、若手学会員からも
応募をしたい人がいるのではないかと考えてのお知らせです。

国際公募により特定助教ないし特定准教授を京大が5年間採用し、その間、一切
の義務を課さずに研究をしてもらう(もう一度若くなりたい!)というプロジェ
クトです。今回が2度目の公募です。締め切りは6月24日。詳細は
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/hakubi
で見てください。

加藤 剛(龍谷大学)

2010/06/19(土) 関東例会(6月例会)のお知らせ

2010/06/18 11:46 地区例会info-sea

東南アジア学会 会員の皆様

  関東例会2010年度第3回となる6月例会(6月19日開催)の案内をお送りいたします。今回は上野美也子会員による「世紀転換期における日本「陸
軍」参謀本部のフィリピン独立運動への関与の実態とアメリカの対応――アメリカ押収文書PIRを中心に――」、および島林孝樹会員の「冷戦期におけるインドシナ三国に対する日本の援助政策―地域的な援助の視点から」の2報告です。詳細は下記をご覧ください。多くの方々のご来場をお待ちしています。

<2010年度6月例会>
日時: 2010年6月19日(土)13:30~17:45
会場: 上智大学2号館5階 510会議室 
http://www.sophia.ac.jp/J/sogo.nsf/Content/campusmap_yotsuya
http://www.sophia.ac.jp/J/sogo.nsf/Content/access_yotsuya
*当日は土曜日のため、正門(真田堀グラウンド側)しか開いていません。会場の2号館は、正門から入ってすぐ左側にある17階建て高層建造物です。

☆ 第一報告(13時30分~15時30分)

報告者: 上野美也子氏(東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程)
コメンテーター: 内山史子氏(都留文科大学)
報告題: 「世紀転換期における日本「陸軍」参謀本部のフィリピン独立運動への関与の実態とアメリカの対応――アメリカ押収文書PIRを中心に――」

<報告要旨>
1896年フィリピンでの独立闘争が始まってから、日本軍はこの闘争に注目していた。特に「陸軍」参謀本部は、1898年5月の米西戦争マニラ海戦勃発以来1902年初頭まで、途中に4か月ほどの中断はあったものの、現状を知るためにマニラへ視察員を派遣していた。それにも関わらず、日本史の中でこの時期の日本陸軍のフィリピンへのアプローチは、布引丸事件以外あまり明らかにされていない。一方中国大陸での義和団鎮圧に対する出兵や、その後の辛亥革命への「陸軍」参謀本部の関与に関しては、最近までに多くの史料が日本で公開され、その詳細も明らかになってきている。しかし今のところ日本側で公開されたフィリピン独立運動関与への史料、特に1899年夏以降の史料はわずかで、関与の痕跡は今のところアメリカ軍の記録とフィリピン側の押収史料のみから確認することができる。したがって、これらを使って「陸軍」参謀本部の行動を断片的にでも明らかにし、この時期中国大陸に目を向けていたと思われる「陸軍」参謀本部がその裏でフィリピンにも食い込もうとし、アメリカ軍はそれを脅威と感じていたこという事実を今回の発表で明らかにしたい。

☆第二報告(15時45分~17時45分)

報告者: 島林孝樹氏(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科博士後期課程)
コメンテーター: 遠藤聡氏(上智大学非常勤講師)
報告題: 「冷戦期におけるインドシナ三国に対する日本の援助政策―地域的な援助の視点から」

<報告要旨>
本報告では、第二次世界大戦終結を経て日本が国際社会への復帰を果たしてから、カンボジア紛争が終結するまでに展開されたインドシナ三国に対する日本の援助政策を取り扱う。具体的には、「地域」を念頭に置いた援助概念がいつ、どのような要因によって登場したかを明らかにする。現在、インドシナ三国に対する援助政策には、1.「インドシナ」地域を対象とする援助、2.「メコン」地域を対象とする援助という地域的な援助の潮流が大きく分けて二つ存在する。本論では、これら二つの援助概念の潮流を日本の国際社会からカンボジア紛争終結までの時期に限定し、その生成過程を明らかにする。 そして、そのような援助概念の生成が、冷戦終結とともに展開されるようになる「インドシナ」に対する援助政策にどのような意義を与えたのか検討する。分析に用いる一次資料は、『外交青書』を主とするが、必要に応じて当事者による回顧録や先行研究も用いる。


* 6月例会のあとは10月まで例会はありません。10月以降の例会日程は下記のとおりです。すべて土曜日(13時30分~17時45分)、会場は上智大学2号館5階510会議室です。
10月23日
11月20日
1月22日(2011年)
  
根本 敬 
(東南アジア学会理事・関東地区担当、上智大学外国語学部アジア文化研究室)

2010/06/16(水) 後藤乾一元会長による石井米雄先生追悼文

2010/06/16 18:31 未分類info-sea

追悼 石井米雄先生 1929−2010


若々しい温顔、愛用の鼈甲製メガネ、歯切れの良い東京弁……。石井
米雄先生は去る2月12日、忽然と黄泉の世界に旅立たれてしまった。国
際的に知られた東南アジア史研究の権威、文化功労賞受賞者、京都大
学・上智大学名誉教授等々、そうした堅苦しい肩書きとは無縁な爽やか
なお人柄は、先生を知る内外の誰もが口を揃えて認めるところである。

先生は官民の数多くの組織・団体の運営にも深く関わったが、長年の
アイハウス理事としてのお仕事は国際的に幅広くご活躍された先生にと
って思い出深いものであったろう。どんなに議論が錯綜しても、先生の
笑みを絶やさないソフトな、しかし核心を衝いた一言で、瞬時のうちに
その場が丸く収まるという場面を何度目にしてきたことだろうか。これ
は学会やその他各種の会議の場においても変わることはなかった。そう
した先生ではあったが、先年最愛の奥様に先立たれたことは、とても大
きな衝撃であられたことが傍からもひしひしと感じられた。それでも昨
秋は、先生を慕う、また教えを受けた60余名の東南アジア研究者が傘
寿をお祝いする会を伊東温泉で開いた時には、いつもの快活な先生らし
く、寛がれた一夜を楽しまれ、後進たちを安堵させたのだった。それか
らわずか3カ月後の悲報であった。

私個人にとっても、先生の存在はかけがえのないものであり、さまざ
まな思い出が去来する。初めてお会いしたのは、学生時代の 1962年、
仲間 4人とタイ国への調査旅行(当時は外貨制限で、調査目的以外の学
生の海外渡航は不可能であった)を企画した時、30歳を超えたばかりの
先生を当時の勤務先である外務省にお訪ねし、8階の食堂で情熱あふれ
るレクチャーを受け、初めて訪ねる異国への思いを募らせたのだった。
それも、はや半世紀も彼方のことになる。10数年前は先生も名誉校友で
ある早稲田大学で、現在私が勤務する大学院を立ち上げる過程で、いく
どご相談に乗っていただいたか分からない。そして紆余曲折を経て1998
年春に誕生した研究科の第 1回入学式では、来賓として日英両語で心温
まる祝辞を頂いたことも昨日のことのように思われる。今年になってか
らも、2月 4日付で万年筆書きのお心のこもったお葉書を頂いたが、い
つものように流麗な筆跡は変わることがなかった。しかしそれから 2週
間後にはお別れすることになろうとは、予想だに出来ないことであった。

今はただ、先生のご冥福・ご平安を心より祈念するとともに、天上か
ら私達後輩を見守ってくださるようお願いするのみである。合掌。

後藤乾一
(早稲田大学アジア太平洋研究科教授、国際文化会館理事)


石井米雄(いしい・よねお)
歴史学者。専門は、東南アジア史、特にタイ王国研究。京都大学名誉教授。
外務省を経て、京都大学東南アジア研究センター助教授。1985年より、同セ
ンター所長。退官後、上智大学で教鞭をとり、神田外語大学学長、人間文化
研究機構長などを歴任。主著に、『タイ近世史研究序説』(岩波書店1999)
など多数。2000年文化功労者顕彰、08年瑞宝重光章受章。2010年2月12日永眠。

(本追悼文は『国際文化会館会報』21巻1号に掲載されたものを,同会館の許諾を得て転載しました。)

2010/06/05(土) 東南アジア学会第83回研究大会について

2010/02/06 23:44 研究大会info-sea

会員各位

東南アジア学会第83回研究大会について

東南アジア学会
大会理事 山本博之

東南アジア学会の次回研究大会(2010年度春季研究大会)は、以下の日時・会場で
開催されます。

日時:2010年6月5日(土)、6日(日)
場所:愛知大学豊橋校舎(豊橋市町畑町1-1)

また、研究大会の2日目に会員総会が予定されています。

研究大会の詳細と会場については5月上旬頃までに改めてお知らせいたしますが、
1日目は公募による自由研究発表、2日目は公募による複数のパネル報告を
予定しています。

自由研究発表またはパネル報告を希望する会員は、以下の各項目を記載のうえ、
大会理事(c83-sea[a]ml.rikkyo.ne.jp)までお送りください。
締め切りは2010年3月31日(水)(必着)です。

1.自由研究発表の場合
(1)発表題目
(2)発表要旨(400字程度。研究計画ではなく、発表の結論がわかるように書いて
ください。)
(3)発表者の氏名・所属・連絡先
(4)依拠した資史料または調査等
(5)本学会のいずれかの地区例会で最近発表したか発表予定である場合は、
その例会名および発表年月日

2.パネル報告の場合
(1)パネルの題目
(2)趣旨(400字程度)
(3)責任者の氏名・所属・連絡先
(4)予定される構成(報告者、討論者、司会者など)
(5)パネルの長さ(半日(2時間)または全日(昼食休憩をはさんで4時間)の
どちらかを選んでください。)

いずれの場合も、大会理事からの問い合わせのため、連絡先にはメール
アドレスや電話番号など、確実に連絡が取れる連絡先を明記してください。

大会理事で検討のうえ、個別に採否をお知らせします。

多くの会員の多彩な分野からのご応募をお待ちしています。

なお、学生会員が自由研究発表またはパネル報告で報告する場合は、
本学会の規定に従って旅費を補助することができます。旅費の補助を
希望する方は、上記の申し込み時にその旨お知らせください。

【返信用アドレス】  c83-sea[a]ml.rikkyo.ne.jp
※電子メールが使えない場合には、「東南アジア学会春季大会報告
申込書」と朱書して以下に郵送してください。
〒606-8501 京都市左京区吉田下阿達町46
京都大学地域研究統合情報センター 山本博之研究室