▼ 2009/05/23(土) 東南アジア学会:5月<関東例会>ご案内
東南アジア学会
会員の皆様
関東例会(5月例会)の案内をお送りいたします。今回は立石謙次会員による「南詔国の再帰唐-『盟誓』からみた南詔国の政治構造」、および石橋弘之会員の「カンボジアにおける地域社会と中央政府の関係から見た非木材林産物の利用変遷―カルダモン山脈の地域住民によるカルダモン利用の地域差に着目して」の2報告です。ご来場をお待ちしています。
<5月例会>
日時: 2009年5月23日(土)13:30~17:45
会場: 上智大学 2号館 6階 630a会議室 (4月例会の時と階が異なりますのでご注意ください)
http://www.sophia.ac.jp/J/sogo.nsf/Content/campusmap_yotsuya
http://www.sophia.ac.jp/J/sogo.nsf/Content/access_yotsuya
*当日は土曜日のため、正門(真田堀グラウンド側)しか使えません。2号館は正門から入ってすぐ左側にある17階建て高層建造物です。
第一報告(13時30分~15時30分)
報告者:立石謙次(東海大学文学部非常勤講師)
報告題:「南詔国の再帰唐-『盟誓』からみた南詔国の政治構造」
コメンテーター:現在交渉中
<報告要旨>
南詔国は、7世紀後半から10世紀初頭にかけて、今の中国雲南地方を上回る広い地域に展開した王朝である。唐・貞元10年(794)に、それまで吐蕃王朝に臣属していた南詔国の六代異牟尋は、これまでの吐蕃王朝との関係を破棄し、建国当初に臣属していた唐朝から、ふたたび王の位に冊封されることとなる。この冊封の直前、南詔国と唐朝とは、南詔国の首城である陽苴咩城(ようしょびじょう、今の大理古城北西)の西側にある点蒼山において、盟誓が結ばれる。その際、南詔国側から提出されたとみられる誓文の内容が、『蛮書』巻10に記載されている。本報告では、この誓文の内容を中心に、この両国の間に結ばれた盟誓の意味を考察し、南詔国の政治構造の一端を明らかにしていく。
第二報告(15時45分~17時45分)
報告者:石橋弘之(東京大学大学院・農学生命科学研究科・農学国際専攻・国際森林環境学研究室)
報告題:「カンボジアにおける地域社会と中央政府の関係から見た非木材林産物の利用変遷―カルダモン山脈の地域住民によるカルダモン利用の地域差に着目して」
コメンテーター:高橋宏明(上智大学アジア文化研究所・研究員)
<報告要旨>
本報告では、カンボジア南西部カルダモン山脈の地域住民による、ショウガ科の草本植物であるカルダモンの利用を対象に、その利用のあり方に山脈北部と南部の間で変化と地域差が生じた背景を考察する。カルダモン山脈では少なくとも19世紀末から儀礼を伴うカルダモンの収穫が行われていた記録があり、それだけでなく中央政府はこの植物に万能薬としての価値を見出し、貢納・徴税による管理を通じ海外に輸出してきた。
これまでカルダモンを介した地域社会と中央政府の関係についての議論は充分にされてこなかったが、本報告ではその関係に着目しつつ、これまで未解明であった1970年代以降の戦乱とポル・ポト時代の経験、そして新政府発足後の森林政策や保護林の設立を通じて、カルダモン利用に変化と地域差が生じた背景を検討する。こうした、カルダモンの利用変遷を通じて、近現代のカンボジアにおいて森林地域の住民が経験してきた社会変化の背景を考察する。
以上です。 *6月例会は6月20日(土)13:30-17:45開催です。詳細は6月初旬にお知らせいたします。
根本 敬
(東南アジア学会理事・関東地区担当)
(上智大学外国語学部アジア文化研究室)
▼ 2009/05/23(土) 第214回東南アジア学会中部例会
第214回中部例会のご案内
以下のように中部例会を開催いたします。
今回は、タイ仏教の蔵外経典である「プラ・マーライ」についてのご発表です。
パーリ語版「プラ・マーライ」からスリランカ所伝の仏教説話に遡って、
その源泉資料についての議論がなされる予定です。
あわせて、日本に所蔵されている「プラ・マーライ」写本の紹介もあります。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日時: 2009年5月23日(土) 午後2時-午後5時
発表者:山本聡子(名古屋大学大学院文学研究科 インド文化学研究室 博士課程)
発表タイトル:タイ所伝「プラ・マーライ」文献の起源と写本の伝播について
~スリランカから日本まで~
場所: 名古屋大学 東山キャンパス 文系総合館3階・305号室
地下鉄名城線・名古屋大学駅下車。詳細は以下をご覧ください。
http://www.nagoya-u.ac.jp/index3s-4.html
キャンパス内での建物の場所については以下をご参照ください。
http://www.nagoya-u.ac.jp/camp/map_higashiyama/
地図中の65の建物です
※中部例会では、例会発表希望者を随時募集しています。
発表希望の方は加藤までご連絡ください。
連絡先:加藤久美子
名古屋大学文学部・文学研究科
052-789-2213