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2009/03/09(月) 成城大学 公開シンポジウムのご案内

<成城大学 公開シンポジウムのご案内>

成城大学民俗学研究所 グローカル研究センター主催

「グローカル研究の可能性-社会的・文化的な対称性の回復に向けて-」


厳寒の候、皆さまにおかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し
上げます。

さて、突然ではございますが、成城大学民俗学研究所グローカル研究セ
ンター主催のシンポジウムの開催についてお知らせ致します。

成城大学民俗学研究所では、民俗学研究所を研究拠点とする「グローカ
ル研究プロジェクト」(研究代表:松崎憲三民俗学研究所長・「グロー
カル化時代に再編する日本の社会と文化に関する地域・領域横断的研究」)
が文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」(申請区分:
研究拠点を形成する研究)に採択されたことを受け、昨・2008年10月に
「グローカル研究センター」を開設致しました。グローカル研究センタ
ーでは、センターの開設を記念し、来たる2009年3月9日(月)、ささやか
ではありますが野心的な公開シンポジウム・「グローカル研究の可能性
―社会的・文化的な対称性の回復に向けて―」を開催いたします。

つきましては、当該テーマ・トピックをご専門とされる研究者や大学院
生のみならず、興味・関心のある学部生や一般の方々にも広くご参加い
ただきますようご案内申し上げます。


                記


◇タイトル:「グローカル研究の可能性
       ―社会的・文化的な対称性の回復に向けて―」
◇日  時:2009年3月9日(月) 13:00~17:40
◇会  場:成城大学 3号館2階321教室
     (アクセス:http://www.seijo.ac.jp/map/index.html
     (キャンパス:http://www.seijo.ac.jp/map/campus.html
◇参 加 費:無料

◇お問合せ:
    成城大学民俗学研究所 グローカル研究センター
    TEL&FAX:03-3482-1497
    E-mail:glocalstudies@seijo.ac.jp
    URL: http://www.seijo.ac.jp/research/minken/index.html



●開催の趣旨
上杉富之(成城大学民俗学研究所 グローカル研究センター長)

1990年代以降に特に顕著となった政治・経済・社会・文化などのグロー
バル化(globalization)は止まるところを知らず、今やグローバル化は
常態と化している。グローバル化に注目が集まった当初、グローバル化
(人、モノ、情報等が地球規模で移動し再編する現象)の圧倒的な「力」
によって、世界中のあらゆる社会・文化が平準化されることが懸念された。

しかしながら、実際には、グローバル化がそれぞれの地域に浸透する過程
でローカル化(グローバル化の地方・地域への浸透に対応ないし対抗して
起こるさまざまな現象)が進行し、むしろ、グローバル化が進行するがゆ
えにローカル化が触発されるということが明らかとなった。

こうした事実を踏まえて、グローバル化時代のさまざまな社会・文化現象
を考える場合には、グローバル化とローカル化が同時に進行し、また、相
互に影響を及ぼし合うという認識から、グローカル化(glocalization)と
いう概念が導入されたのは周知の通りである。

とは言え、これまでのグローカル化に関する研究は、グローカル化を「中
心」に対する「周縁」や「周辺」「末端」で起こる、ただ単にグローバル
化の一部とみなす傾向にあった。あるいはまた、グローカル化をあくまで
もグローバル化に対応した付随的な現象としてしか捉えていなかったよう
に思われる。その結果、グローバル化とローカル化が同時に起こる現実を
調査・研究する場合にも、接触ないし接合する場や状況で見られる諸現象
や諸状態、すなわちグローカリズム(glocalism)を的確に対象化すること
ができていない。また、グローカリズムに特有の諸特性、すなわちグロー
カリティ(glocality)も十分には対象化されていない。

では、こうしたグローカリズムやグローカリティを調査・研究の対象とす
る「グローカル研究」(glocal studeis)がはたして成り立ちうるのか? 
もし成り立つとするならば、それはいかなるものとなるのであろうか? 
そしてまた、グローカル研究を通して、非対称化した(均衡の崩れた)現
代の社会と文化を対称化する(均衡を取り戻す)契機を得ることができる
のであろうか? こうした点を、グローバリゼーションやローカリゼーシ
ョンの接合・接触状況に関心を持ち続けている経済学や人類学、民俗学な
どの諸分野の研究者とともに考えてみたい。



●プログラム
◇ 開会の挨拶
 13:00-13:05 松崎憲三(成城大学民俗学研究所長)

◇ 趣旨説明
 13:05-13:20 上杉富之(成城大学民俗学研究所グローカル研究センター長)

◇発表 司会:大杉高司(一橋大学大学院社会科学研究科教授)
 13:20-13:45 伊豫谷登士翁(一橋大学大学院社会科学研究科教授)
 「グローバリゼーション研究とローカルな場」
 13:45-14:10 前川啓治(筑波大学国際総合学類教授)
        「グローバルとローカルの二元論を超えて」

 14:10-14:20 休憩

 14:20-14:45  栗本英世(大阪大学グローバルコラボレーションセンター長)
        「トランスナショナリティ研究からコンフリクトの人文学へ
         -大阪大学COEプログラムの取り組み」
 14:45-15:10 田中宣一(成城大学大学院文学研究科長)
        「昭和30年代前後の生活改善・新生活運動と現代の社会
         -グローカル研究の一例として」

 15:10-15:25 休憩

◇コメント 司会:小田 亮(成城大学文芸学部教授)
 15:25-15:40  須藤健一(神戸大学大学院国際文化学研究科教授)
 15:40-15:55  中沢新一(多摩美術大学芸術人類学研究所長)

◇総合討論 司会:小田 亮(成城大学文芸学部教授)
 15:55-17:35  総合討論

◇閉会の挨拶
 17:35-17:40 上杉富之(成城大学民俗学研究所グローカル研究センター長)

*懇親会
 18:00-20:00 成城大学7号館ラウンジ (7号館地下1階)