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事務局からのお知らせ/研究会などの案内

2009/02/20(金) JAMS 公開フォーラムのお知らせ(2月20日:「改革(レフォルマシ)」運動から 10 年 -1998 年「アンワール事件」を振り返る)

東南アジア学会の皆様へ

 会員の川端隆史です。来る2月20日(金)午後6時30分より、日本マレーシア研
究会(JAMS)主催にて、以下の公開フォーラムを開催いたします。東南アジア学会会員
の皆様のご参加もできますので、ご興味ある方はぜひご参加ください。

川端隆史

――――案内文――――

日本マレーシア研究会(JAMS)会員の皆様

JAMS社会連携ウィングからのお知らせ

 来る2月20日(金)18:30より、下記要領にて、JAMS公開フォーラムとして、社会連携ウ
ィングが主体となり第1回社会連携フォーラム(末尾参照)を開催いたします。みなさ
ま、奮ってご参加ください。参加を希望される方は、懇親会の参加希望も含め、川端ま
で電子メール(kawabata-takashi@nifty.com)にてご一報願います。なお、非会員の参加
も歓迎いたします。

1.趣旨と概要
テーマ:「改革(レフォルマシ)」運動から10年――1998年「アンワール事件」を振り
返る

 2008年3月の総選挙で与党連合・国民戦線が「歴史的大敗」を喫し、続く8月と2009年
1月の補欠選挙でも国民戦線の候補が敗れたことで、マレーシアでは政党政治史上初の
政権交代そして人民協約政権の誕生の可能性が現実のものとなりつつあるかに見える。
 人民協約政権の実現可能性は、イスラム刑法、ブミプトラ(マレー人優先)政策、国
内治安法(ISA)、石油ロイヤルティ、外国人労働者などさまざまな要因から考える必
要があるが、アンワール・イブラヒムの指導性という要因も欠かすことができない。
 アンワールは、マハティール前首相のもとで副首相兼財務相を務め、マハティールの
後継者と目されながらも、1998年に同性愛行為および職権濫用の容疑で逮捕され、公職
を追われた経験を持つ。その後アンワールは政界から一時離れることになったが、支持
者らによる「改革(レフォルマシ)」運動は人民公正党(PKR)に結実し、さらに同党
を核とする野党連合・人民協約の2008年3月総選挙での大躍進をもたらした。アンワー
ルは昨年8月の補欠選挙で政界復帰を果たし、マレーシア政治に変化をもたらすべく、
人民協約政権の首相候補として政権奪取に向けたさまざまな働きかけを行っていると伝
えられている。
 では、アンワールの国家ビジョンは具体的にどのようなものであり、それをマレーシ
ア国民はどのように受け止めているのか。これについて理解するため、1998年の「アン
ワール事件」およびそれを契機にマレーシアで巻き起こった「改革(レフォルマシ)」
運動に改めて光を当ててみることには意味があるだろう。
 この公開セミナーでは、三宅和久氏(共同通信社クアラルンプール支局長(当時)、
現・共同通信本社外信部次長)と中村正志氏(アジア経済研究所東南アジアⅠ研究グル
ープ長代理)を迎えて、1998年の「アンワール事件」とその後の政治状況について話題
提供していただく。三宅氏と中村氏は、いずれも「アンワール事件」直後のマレーシア
社会に身を置いて取材や研究活動に従事した経歴を持っている。このセミナーは、「ア
ンワール事件」のインパクトが社会でどのように語られ、1999年の総選挙にどのような
影響を及ぼしたのかといった関心からマレーシアの現在を理解し、将来を見通す絶好の
機会であるとともに、現場での取材や調査でどのような情報が得られ、それがそれぞれ
の専門性に応じてどのようにひとまとまりの知見に組み立てられるのかを伺うことを通
じて、業種や分野の枠を越えた研究連携のあり方についても考える機会となるだろう。

2.プログラム
2月20日(金)
18:30-18:40 趣旨説明:西尾寛治(防衛大学)
18:40-19:20 話題提供:三宅和久(共同通信)
19:20-19:30 休憩
19:30-19:50 コメント:中村正志(アジア経済研究所)
19:50-20:30 質疑応答・討論
 終了後、渋谷周辺にて懇親会の予定(会費制)

*参加は無料ですが、資料代として100円を頂きます。

3.会場
東京大学駒場キャンパス18号館4階 コラボレーションルーム3
www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html

(主催)日本マレーシア研究会
(共催)日本マレー世界研究会(世話人:西尾寛治、西芳実)
(共催)京都大学地域研究統合情報センター全国共同利用研究地域研究方法論プロジェ
クト「公共領域としての地域研究の可能性-東南アジア海域世界における福祉の展開を
事例として」(研究代表:西尾寛治)

*JAMS社会連携フォーラムについて
 JAMSには、多種多様な背景を有する研究者が所属している。例えば、民間勤務を経て
研究者に転身した会員、研究者で在外公館勤務をした会員、政府系機関において調査・
研究部門に所属する会員、実務に軸足を置きつつも研究活動を行う会員などである。ま
た、特色のある地方の大学での教務や外国人留学生に対する教育など、独特の環境で教
育・研究に携わっている会員も少なくない。
 こうしたJAMS会員たちは、各自の専門分野における研究と社会との関わりあい方につ
いて、工夫し、知恵を絞って活動している。しかし、こうした体験は、いわゆる学術研
究の成果としての発表にはなじまないため、個人レベル乃至は少数の間の共有にとどま
っているのが現状である。
 また、JAMSの外部に目を転じてみれば、マレーシアについて実にさまざまな形でかか
わる人々がいる。例えば、企業や報道関係者などがあげられる。こうした人たちがマレ
ーシア社会に身をおき、肌で感じた経験や記憶は、マレーシアを理解する上で、非常に
貴重なものであるが、研究など形を残すものとして蓄積されにくい。
 以上の問題意識を踏まえ、社会連携ウイング(http://jams92.org/houshin2008.html#shakai-w)
の活動の一環として、JAMS社会連携フォーラムは、会員・非会員を問わず話題提供者や
コメンテーターとして招き、参加者との間で経験を共有し、議論することで、JAMSの活
動を社会へ還元し、研究と実務双方の発展的な協働関係を築くことを目的とする。


以上