▼ 2008/09/19(金) 現代ダンス公演のお知らせ
みなさま
以下のとおり、現代ダンス公演とトーク・セッションのお知らせが
ありましたので、転送いたします。
村上 咲
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
私ども Dance Asia は関係各所のご協力を賜り、9月19日から21日まで、東京・森下
スタジオにおいて「Encounter:ジェコ・シオンポとディック・ウォン」と題しまし
て、現代ダンスの公演とトーク・セッションなどのプログラムを開催する運びとなり
ました。
昨今、アジア地域においても先鋭的な芸術性と社会的批評性を兼ね備えたダンスや
身体表現が盛んになっております。今回来日するジェコ・シオンポは、インドネシア
のパプア州ワメナの出身で、同地の民族舞踊や人々の日常の身振りをヒップホップと
融合させ、きわめてユニークな振付言語を編み出しており、そこには「エスニック・
マイノリティ」と「グローバル化した都市文化」という非常に興味深いテーマの有機
的な連関を見て取ることができます。またディック・ウォンは香港に拠点を置きつ
つ、他者との意思疎通や関係構築のプロセスをそのままライヴ作品として上演してし
まうという独特のパフォーマンスで知られており、今回は東京のダンサーとともに一
つの作品を作り上げ、上演の場の文脈をも巻き込んだ新作として初演いたします。
私どもとしましては、彼ら彼女らのもっている思考や問題意識、表現スタイルを日本
に紹介するとともに、同時に日本という場においても確実に存在するはずの「文化的
アイデンティティ」や「異文化接触」などといったテーマを掘り起こすために、二人
の作品上演(ショーイング)とともに三つのトーク・セッション(「ダンスのローカ
リティをめぐって」、「パフォーマンスとはなにか?」、「香港のパフォーミング
アーツ・シーン」)を準備いたしました。詳細につきましては、Dance Asia
http://danceasia.jugem.jp/?eid=36 をご参照ください。
<開催概要>
主 催:Dance Asia(後藤美紀子、武藤大祐、横堀ふみ)
助 成:財団法人セゾン文化財団
後 援:社団法人国際演劇協会日本センター(UNESCO/ITI)、インドネシア共和国大
使館 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
協 力:NPO法人DANCE BOX
【スケジュール】
9月19日(金) 19:30 ショーイング (ジェコ・シオンポ、ディック・ウォン作
品)
9月20日(土) 15:00 ショーイング (ジェコ・シオンポ、ディック・ウォン作
品)
17:00~20:15 トーク・セッション1 「ジェコ・シオンポと
ディック・ウォンに聞く」
9月21日(日) 13:00~15:00 トーク・セッション2 「香港のパフォーミング・
アーツ・シーンの現在」
15:30 ショーイング (ジェコ・シオンポ、ディック・ウォン作
品)
* 受付開始は、各プログラムの30分前。開場は、開始時間の15分前。
* ワークショップも同時開催いたします。詳細は以下にあります。
【会 場】
森下スタジオBスタジオ
地下鉄都営新宿線、 都営大江戸線「森下駅」 A6出口より徒歩5分。
〒135-0004東京都江東区森下3-5-6 TEL:03-5624-5954(会期中のみ)
【参 加 費】
トーク・セッション1:1500円 *飲食・ドリンク付(定員50名)
トーク・セッション2:1000円 *ドリンク付(定員50名)
ショーイング:2000円(各回定員50名)
* 各プログラムとも、定員になり次第締め切らせて頂きます。
【ご予約・お問い合わせ】
Dance Asia danceasia@gmail.com
* お申込みの際は、件名を「Encounter参加希望」とした上で、下記項目をお送り
下さい。折り返し、確認のメールを差し上げます。
・お名前とふりがな ・職業/ご所属 ・E-mail ・お電話番号 ・参加ご希望のプ
ログラム名
<参加者プロフィール>
◆ジェコ・シオンポ
ジェコ・シオンポはインドネシア、パプア州出身。1994年にジャカルタ芸術大学にて
各地の民族舞踊を、1999年にはアメリカでヒップホップを学び、2002年にはドイツに
留学。パプアの文化背景を生かした独自のスタイルを追求しながらも、ヒップホップ
を自身の振付の世界に持ち込んだ。また、ダンサーとしても、国内外の著名な振付家
の作品に参加している。
◆ディック・ウォン
ディック・ウォンは大学でジャーナリズムを専攻、同時期にダンスを学び始めた。卒
業後、出版社にて勤務するが、パフォーミング・アーツの活動に専念する為、転身。
90年代半ばより香港で最も実験的なパフォーマンス・グループとして知られている
《ズニ・アイコサヒドロン》に参加しつつも、自身の作品制作を開始。2004年に香港
アーツフェスティバルより委託され『B.O.B.*』を制作、その後パリやベルリン、ロ
ンドン等をはじめ、現在も世界ツアーは続行中であり、同作品は進化を続けている。
2007年「Live Arts Bangkok」(タイ)に参加し『Encounter』を初演。
以上
▼ 2008/09/19(金) 「東南アジアの社会と文化研究会」のお知らせ
東南アジア学会会員のみなさま
第38回「東南アジアの社会と文化研究会」のお知らせ
「東南アジアの社会と文化研究会」を、東南アジア学会関西例会との共催で、以下のとおり開催いたします。オープンな研究会ですので、ふるってご参集くださいますようお願いいたします。
◆日時
2008年 9月19日(金) 16:00-18:00
◆場所
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
総合研究2号館(旧・工学部 4号館)4階 会議室(AA447)
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/about/access.html
◆話題提供者
長谷千代子氏(九州大学非常勤講師)
◆演題
中国における文化言説と少数民族――徳宏タイ族の日常的実践にみる「文化の政治と生活の詩学」――
◆要旨
中国における少数民族としてのタイ族は、代表的な「民族伝統文化」とされる水かけ祭りによって広く知られている。しかし、雲南省西部に位置する徳宏タイ族ジンポー族自治州のタイ族にとって、そのライフサイクルの中でより重要な意味を持っているのはポイ・パラをはじめとする上座仏教的な積徳行であり、その上座仏教のあり方も、タイ・ビルマ・西双版納などのそれとは異なる特徴を持っている。また、いわゆる精霊信仰もさかんであり、道教や儒教文化の影響も広く見られる。
「民族伝統文化」「宗教」「風俗習慣」「迷信」といった「文化」に関する中国公定の言説は、徳宏タイ族のそうした多様な文化的実態を単純化し、国家にとって望ましい少数民族とその文化のイメージを作り出そうとする傾向がある。しかし現実には、人びとの日常的実践や、グローバリゼーションによる様々な影響によって、そうした文化の語り方は絶えず揺さぶられ、意味を掘りくずされたり、端的に変更させられたりしながら日々変容している。同時にその言説の影響を受けながら、徳宏タイ族の文化的実態そのものも変容を遂げている。
本発表では現代中国の国民化の過程において、「文化」に関わる公的な言説と、徳宏タイ族の人々の文化的実態とが、相互にどのように影響しあいながら彼らの生活をどう再編しつつあるかという課題について考察する。
研究会ホームページ
http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/kenkyuukatsudou/syakai-bunka/index.html
[研究会世話人/事務局]
杉島敬志 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
林 行夫 (京都大学地域研究統合情報センター)
速水洋子 (京都大学東南アジア研究所)
伊藤正子 (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
お問い合わせ先 itomasak@asafas.kyoto-u.ac.jp
王 柳蘭 (京都大学大学院・アジアアフリカ地域研究研究科)
備考
・事前の参加予約は必要ありません。
・当日は、資料代として 200円をいただきます。