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ハラスメントのない学会をめざして

 

 近年各大学や研究機関等で,セクシャル・ハラスメント,アカデミック・ハラスメント,パワー・ハラスメント等、諸ハラスメントが問題とされるようになってまいりました。教育や研究・調査,あるいは組織を運営する過程で,相手に対して性,信条,年齢,身体的特徴等の事項にかかわる言動により不快感や不利益を与えたり,研究方法や発表スタイル,さらには研究分野などを執拗に問題にし,ある場合にはこれを性差や学歴,さらには先天的能力などに関連付けたりすることが一部で見られたからです。

 学会という組織においては,専門領域での緊密かつ閉鎖性の強いネットワークが,これら大学,研究機関等を越えたところで築かれており,会員の尊厳や人権を侵害する諸ハラスメントが発生しても不思議ではない状況にあります。こうした問題の発生に歯止めがかけられていない環境のもとでは,危害が加えられることを恐れ,研究会への参加や学会活動,さらには研究関心の拡大に,いやがうえにも消極的にならざるをえません。

 東南アジア学会は、東南アジア研究の発展及び普及を図ることを目的として結成されました。さまざまな視点から東南アジアにかかわる事象をとりあげ,あるべき社会の構築に向けて,研究を推進・発展させるための学術団体です。会員には,こうした目的の達成に反する行為を慎み,本会の名誉と会員相互の尊厳を毀損しないことが求められていることはいうまでもありません。

 諸ハラスメントが学会内で放置されることは,会員の自由な活動を制限し,東南アジア研究の発展を阻害するものです。東南アジア学会は,この地域にかかわる研究をこころざす人々が,進んで活動を行う場でなければなりません。会員やこれに関係する人々の尊厳と人権を守り,自由で快適で安心できる環境を維持し,研究のさらなる発展と,これを通して社会に貢献すべく,ここに諸ハラスメントのない学会をめざすことを宣言するものです。

 2010年12月4日

東南アジア学会理事会

 


 

この宣言文の趣旨にもとづき,以下のガイドライン,およびハラスメント防止委員会の設置が2012年12月8日開催の会員総会に提案され,承認されました。

上記の規程にもとづいて,以下のハラスメント防止委員会委員が選出されました。(任期 25期:2013~14年)

  倉沢 愛子(理事)
  古田 元夫(理事)
  篠崎 香織
  菅谷 成子
  馬場 雄司

相談窓口
ハラスメント防止委員会への相談窓口は以下のメールアドレスをご利用になるか,もしくは上記の委員に直接ご連絡ください。
  

  (このアドレスは上記の委員への転送アドレスとなっています。
   メールの送信者,送信内容などの情報は学会事務局には伝わりません)