第259回中部例会のお知らせ(3月17日、18日)

第259回中部例会の御案内です。
今回は、南山大学外国語学部アジア学科との共催で、下記の要領で開催いたします。
多くの方々の御来場をお待ちしております。

中部地区担当・小座野

セミナー「“国民国家”インドネシア再考」

南山大学外国語学部アジア学科主催、南山大学アジア・太平洋研究センター/科研C「植民地末期インドネシア・ムスリム
の国際関係認識」/東南アジア学会中部例会共催

於 南山大学名古屋キャンパスQ51・52会議室

3月17日

13時 開会 趣旨説明:小林寧子(南山大学)

13時10分―16時20分

第1セッション:「国民国家」をめぐる思索 司会:貞好康志(神戸大学)

趣旨説明:小林寧子

「イスラームとナショナリズム:『ビンタン・イスラーム』(1923-1930)を読み解
く」

小林寧子

「オランダ植民地末期ナフダトゥル・ウラマーによる“イスラーム国家論”:

伝統派ムスリムにおける改革主義の影響」

山口元樹(東洋文庫研究員)

「ナショナルヒストリーと“国民”の創出:

日本占領期インドネシアで刊行された歴史書を手掛かりに」

姫本由美子(立教大学アジア地域研究所特任研究員)

コメント:青山 亨(東京外国語大学)

16時30分―17時50分 特別講演

“Local, national and transnational Islam in Indonesian history”

Martin van Bruinessen博士(ユトレヒト大学名誉教授)

18時 懇親会

3月18日

9時―12時10分

第2セッション:独立後国家建設の混乱 司会:間瀬朋子(南山大学)

趣旨説明:小林寧子

「スカルノが描いた〈建設(プンバングナン)〉の夢:1950年代後半~1960年代半ば」

加藤 剛(京都大学名誉教授)

「マフィリンド構想の挫折とボルネオ分断:旧ブルンガン王国の経験から」

奥島美夏(天理大学)

「“楽園”に潜む対立の歴史:バリ島ジェンブラナにおける1965年の虐殺」

倉沢愛子(慶応大学名誉教授)

コメント:岡本正明(京都大学)

13時20分―16時30分

第3セッション:インドネシア華人史の再構築 司会:森山幹弘(南山大学)

趣旨説明:津田浩司

「客家系商人とアジア域内貿易」        工藤裕子(東洋文庫研究員)

「『共栄報』と日本軍政下の華僑社会」     津田浩司(東京大学)

「インドネシアの華人理解の特色:

インドネシア出身の中国・華人研究者への聞き取りに基づく考察」

松村智雄(法政大学)

コメント:貞好康志

16時40分―17時 総括コメント

青山 亨

岡本正明

準備の都合上、参加される方はお知らせください。また、その際に懇親会(17日夜、
3,500円)への参加

および昼食(18日、1,000円)が必要かもお知らせください。

連絡先:南山大学外国語学部アジア学科合同研究室

dpt-ajia@nanzan-u.ac.jp <mailto:dpt-ajia@nanzan-u.ac.jp>

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